奈良県日本一シリーズ 第五弾<茶筌>
2023-06-08
近年、日本だけではなく世界的にブームとなっている抹茶。
その抹茶を点てるのに欠かせない道具といえば茶筌です。
奈良県生駒市高山町で生産される高山茶筌は全国シェア90%以上を占めています。
室町時代中期、高山領主の次男・鷹山宗砌(そうぜい)が
茶道(侘茶)の創始者、村田珠光(じゅこう)の依頼によって作ったのが始まりとされ、
時の帝、後土御門天皇が茶の湯の席でその茶筌を見て、素晴らしい出来栄えから
「高穂」という名前をつけられたそうです。
これに宗砌は感激し茶筌作りに益々力を入れ、その製法技術を秘伝としました。
そして天皇から頂いた「高」の漢字を苗字に使用し「鷹山⇒高山」と名乗るようになったそうです。
